何かを書き留める何か

数学や読んだ本について書く何かです。最近は社会人として生き残りの術を学ぶ日々です。

Python

『ロバストPython』を監訳しました

ナイルワニの秘密に迫る 2023年3月25日にオライリージャパンから『Robust Python』の邦訳である 『ロバストPython』が発売される。 www.oreilly.co.jp この度、邦訳の監訳を務めた。 原著の『Robust Python』の存在を知ったのは2021年8月頃、監訳の話が上が…

PyCon JP 2022に参加しました

久しぶりのお客さんとしてのPyCon JP 去る2022年10月14日と15日にPyCon JP 2022のカンファレンスが行われた。 2014, 2015, 2016, 2017, 2018, 2019, 2020, 2021に続いて9回連続9回目の参加である。 今回は登壇もスポンサーブース担当もない、純粋にお客さん…

『動かして学ぶAI・機械学習の基礎』の査読を担当しました

素晴らしい冒険があなたを待っている 2022年6月3日にオライリージャパンから『AI and Machine Learning for Coders』の邦訳である 『動かして学ぶAI・機械学習の基礎』が発売される。 www.oreilly.co.jp この度、邦訳の査読者としてお手伝いさせていただいた…

『Pythonからはじめるアルゴリズムトレード』の査読を担当しました

目指せ億万長者 2022年4月8日にオライリージャパンから『Python for Algorithmic Trading』の邦訳である 『Pythonからはじめるアルゴリズムトレード』が発売される。 www.oreilly.co.jp この度、邦訳の査読者として少しお手伝いさせていただいた。 無論、僕…

『機械学習デザインパターン』の査読を担当しました

表紙はジャノメドリ 2021年10月19日にオライリージャパンから『Machine Learning Design Patterns』の邦訳である 『機械学習デザインパターン』が発売される。 www.oreilly.co.jp この度、邦訳の査読者として少しお手伝いさせていただいた。 Pythonのコード…

PyCon JP 2021に参加しました

ハイブリッド登壇 去る2021年10月15日と16日にPyCon JP 2021のカンファレンスが行われた。 2014, 2015, 2016, 2017, 2018, 2019, 2020に続いて8回連続8回目の参加である。 今回は30分トークで登壇するPyCon JPであった。 Talk「組み込み関数pow の知られざる…

『実践 時系列解析』の技術査読を担当しました

空飛ぶ羊 2021年9月18日にオライリージャパンから『Practical Time Series Analysis』の邦訳である 『実践 時系列解析』が発売される。 www.oreilly.co.jp この度、邦訳の査読者として少しお手伝いさせていただいた。 時系列データの解析に関する情報が1冊に…

Python Charity Talks in Japan 2021.09で発表しました

色鮮やかなコミュニティ活動 去る2021年9月11日、オンライン上でPython Charity Talks in Japan 2021.09が行われた。 pyconjp.blogspot.com 会の主旨としては、PSFに寄付するためのお金を集めるのと、参加者に有益な何かを提供するのが目的である。 今回、Li…

『PyTorchとfastaiではじめるディープラーニング』の技術査読を担当しました

原著者の勢いを感じてほしい 2021年5月27日にオライリージャパンから『Deep Learning for Coders with fastai and PyTorch』の邦訳である 『PyTorchとfastaiではじめるディープラーニング』が発売される。 www.oreilly.co.jp この度、邦訳の査読者として少し…

『機械学習による実用アプリケーション構築』の技術査読を担当しました

本番運用まで見据えた機械学習 2021年4月23日にオライリージャパンから『Building Machine Learning Powered Applications』の邦訳である 『機械学習による実用アプリケーション構築](https://www.oreilly.co.jp/books/9784873119502/)』が発売される。 www.…

『入門 Python 3 第2版』を監訳しました

自立する800ページ 2021年3月22日にオライリージャパンから『Introducing Python 2nd Editon』の邦訳である 『入門 Python 3 第2版』が発売される。 www.oreilly.co.jp この度、邦訳の監訳を務めた。 話があったのは2020年2月頃、監訳作業は2020年9月から202…

おめでたい感じがする干支計算プログラミング

今年の干支は何なのか、ここ数年気にしなくなっていたが、今年は丑年である。 正確には辛丑である。 ja.wikipedia.org お正月なので、簡単に計算できるPythonスクリプトを書いた。 HEAVENLY_STEMS = { 0: "庚", 1: "辛", 2: "壬", 3: "癸", 4: "甲", 5: "乙"…

『計算できるもの、計算できないもの』の技術査読を担当しました

計算できるもの、計算できないもの(、計算できるけど難しいもの) 2020年12月24日にオライリージャパンから『What Can Be Computed?』の邦訳である 『計算できるもの、計算できないもの』が発売される。 www.oreilly.co.jp この度、邦訳の査読者として少し…

『Pythonインタラクティブ・データビジュアライゼーション入門』をご恵投いただいた

フルカラーで実践的 昨日、朝倉書店さんと筆者の@drillerさんから『Pythonインタラクティブ・データビジュアライゼーション入門』をご恵投いただいた。 サブタイトルは「Plotly/Dashによるデータ可視化とWebアプリ構築」であり、データ分析から図示まで1人で…

『Pythonではじめる数学の冒険』の技術査読を担当しました

図を書いて冒険する数学 2020年11月16日にオライリージャパンから『Math Adventures with Python』の邦訳である 『Pythonではじめる数学の冒険』が発売される。 www.oreilly.co.jp この度、邦訳の査読者として参加させていただいた。 主に高校数学で扱う程度…

『データサイエンスのための統計学入門 第2版』の技術査読を担当しました

第2版はPythonが追加 2020年11月9日にオライリージャパンから『Practical Statistics for Data Scientists, 2nd Edition』の邦訳である 『データサイエンスのための統計学入門 第2版』が発売される。 www.oreilly.co.jp この度、邦訳の査読者として参加させ…

PyCon JP 2020に参加しました

ブギ連だ!みんなに自慢しよう! 去る2020年8月28日と29日にPyCon JP 2020のカンファレンスが行われた。 2014, 2015, 2016, 2017, 2018, 2019に続いて7回連続7回目の参加である。 今回は15分トークの登壇と各社のスポンサーブースを巡る人という立場でのPyCo…

『Effective Python 第2版』の技術査読を担当しました

待望の第2版 2020年7月16日にオライリージャパンから『Effective Python, 2nd Edition』の邦訳である 『Effective Python 第2版』が発売される。 www.oreilly.co.jp この度、邦訳の査読者として参加させていただいた。 2020年3月~4月頃にかけて読んでいた。…

Python Charity Talks in Japanに参加しました

去る2020年7月4日に行われたPython Charity Talks in Japanに参加した。 pyconjp.blogspot.com pyconjp.connpass.com www.youtube.com チャリティの主旨は、Python Software Foundationへの寄付である。 Python Software Foundation(PSF)とはPythonの公式ド…

Final Fantasy XII サブイベント「キャビンチーフ七姉妹」を効率的に攻略する

突然のゲーム攻略エントリ だいぶ前にFinal Fantasy XII The Zodiac AgeのNintendo Switch版を購入し、先日ラスボスを撃破し、現在2周目をやっている。 FF12のサブイベントに「キャビンチーフ七姉妹」というものがあり、飛空艇定期便の「ゆったり飛空艇」の…

『ゼロからはじめるデータサイエンス 第2版』の技術査読を担当しました

ゼロからデータサイエンスも第2版 2020年5月1日にオライリージャパンから『Data Science from Scratch, 2nd Edition』の邦訳である 『ゼロからはじめるデータサイエンス 第2版』が発売される。 www.oreilly.co.jp この度、邦訳の査読者として参加させていた…

Pythonのタプルに括弧は必要なのかどうなのか

タプル同士の比較、そう思っていた時期が僕にもありました。 Pythonで式True, True, True == (True, True, True) がどう評価されるのか、頭の中で考えてみてほしい。 そして、お手元のPythonインタプリタで True, True, True == (True, True, True) を実行し…

『Pythonではじめる教師なし学習』の査読を担当しました

その先の機械学習へ 2020年4月13日にオライリージャパンから『Hands-On Unsupervised Learning Using Python』の邦訳 『Pythonではじめる教師なし学習』が発売される。 www.oreilly.co.jp この度、邦訳の査読者として参加させていただいた。 オライリーの方…

PyCon mini Shizuokaにオンラインで参加しました

久しぶりの静岡、初めての藤枝、になるはずだった 2020年2月29日に藤枝 BiviキャンにてPyCon mini Shizuokaが行われる予定であったが、新型コロナウィルスの影響でオンライン開催となった。 shizuoka.pycon.jp shizuoka.pycon.jp 今回、『君はcmathを知って…

去る言語への餞

お亡くなりになったんだ。このバージョンは、この世を去ったの。事切れてしまった。息を引き取り、GvRの御許に逝かれた。これは『元メジャーバージョン』。EoL。命尽きて、電子の海に還っていった。Python 3移行でもめていなければ、今頃はひな菊いっぱいの…

『Pythonによるファイナンス 第2版』の査読を担当しました

金融もPythonでやろう 2019年12月26日にオライリージャパンから『Python for Finance, 2nd Edition』の邦訳『Pythonによるファイナンス 第2版』が発売される。 www.oreilly.co.jp この度、邦訳の査読者として参加させていただいた。 オライリーの方から話が…

『Effective Python 2nd ed.』項目5:複雑な式の代わりにヘルパー関数を書く

不変でも進化する 『Effective Python 2nd ed.』の続き effectivepython.com 項目5は初版の項目4の続投であり、主張もそのままである。 Python特有の主張ではなく、どの言語でも大事にするべき項目である。 それでは何も変わっていないのか、というと、実は2…

『Effective Python 2nd ed.』項目4:C言語形式の書式化やstr.formatではなくフォーマット済み文字列を使おう

フォーマット済み文字列は単なる糖衣構文、そう思っていた時期が僕にもありました。

『Effective Python 2nd ed.』項目3:bytesとstrの違いを知ろう

実質的に初版のItem 3の続投であるが、初版はPython 2の文字列である`str`と`unicode`、Python 3の`bytes`と`str`の違いを含めて説明があったが、 2版ではPython 3向けの説明に特化して更新された。 単純にPython 2向けの説明を削ったのではなく、システムの…

『Effective Python 2nd ed.』項目2:PEP 8スタイルガイドに従おう

言語に依存しない原則 『Effective Python 2nd ed.』の続き effectivepython.com これも初版からの続投であるが、コーディングスタイルを揃えるという話題はPythonに限らずどの言語でも重要なことである。 Pythonの場合、PEP 8という形で広く使われているコ…