何かを書き留める何か

数学や読んだ本について書く何かです。最近は社会人として生き残りの術を学ぶ日々です。

2024-01-01から1年間の記事一覧

2024年に読んだ本

雑な読書記録 買っても読まず、読んでも特に記録を残さずに思い出に残らないので、年単位で読んだ本と簡単な感想を残しておくことにしよう。 いつも、書評を書こうと思い立つもすぐに断念してしまうので「簡単な感想」にとどめてそのハードルを下げるのが目…

Pythonの io.BytesIO と zipfile.ZipFile の組み合わせ:コーナーケース、またはZIPファイルを書き込む場合

with文は1行で書ける。しかし…。 以前のエントリで、Pythonの io.BytesIO と zipfile.ZipFile の組み合わせについて扱った。 xaro.hatenablog.jp その際の結論として、io.BytesIO を明示的に閉じるように勧めた。 with io.BytesIO(content) as bs: with zipf…

Hypothesisとpytestを使ってDjangoのユニットテストを書く

Hypothesisとは何か、プロパティベーステストとは何か Hypothesisは、Python向けのプロパティベーステストのライブラリである。 プロパティベーステストは、生成された多数の入力データに対してプロパティ(性質)が満たされるかどうかをテストする手法である…

DjangoのModelとChoices

まとめ Choices クラスの登場により、ModelのFieldにある choices を指定しやすくなった。 しかし、Choices クラスを使っても、ModelのFieldにある choices では、データベースに入る値を制限できない。 CHECK制約を使えばデータベースに入る値を制限できる…

Pythonの列挙型と型チェッカについて

言いたいこと Pythonの列挙型を定義する方法としてクラスと関数呼び出しの2種類存在する。 関数呼び出しで列挙型を定義するべき状況とは、列挙型を動的に制御したい状況である。 しかし、関数呼び出しで列挙型を定義すると、mypyを通して型チェックをする際…

『データエンジニアリングの基礎』の査読を担当しました

データエンジニアリングとはこれ 2024年3月27日にオライリージャパンから『Fundamentals of Data Engineering』の邦訳である『データエンジニアリングの基礎』が発売される。 www.oreilly.co.jp 本書は「データエンジニアリングライフサイクル」という概念を…

Pythonの io.BytesIO と zipfile.ZipFile の組み合わせ

with文がやってくれるのはどこまでなのか インターネット経由で取得したZIPファイルを手元で加工する、という状況を考える。 たとえば、次のようなコードを書いたとする。 URL は ZIPファイルを取得できるものならば何でもよいが、今回は環境に配慮してロー…

『PHPクックブック』の査読を担当しました

PHPを使いこなすために 2024年3月12日にオライリージャパンから『PHP Cookbook』の邦訳である『PHPクックブック』が発売された。 www.oreilly.co.jp この度、邦訳の査読者として参加させていただいた。 PHP本は『初めてのPHP』以来である。 PHPでWeb開発を行…

ループや再帰なしで100万回Hello, World!するには?Python篇

ループとイテレートの違いとは ループや再帰なしで100万回Hello, World!するには? #ゆっくり解説 ショート始めました。https://t.co/2tUpBoErLh pic.twitter.com/UFXdu7QyME— えびま (@evima0) 2024年2月22日 Twitterで「ループや再帰なしで100万回Hello, W…

『Pythonプロフェッショナルプログラミング 第4版』の1章を書きました

5年振りの改訂 2024年2月16日に秀和システムから『Pythonプロフェッショナルプログラミング 第4版』が発売される。 www.shuwasystem.co.jp 今回、第1章「Pythonをはじめよう」を書いた。 書いた、と書いたものの、「Pythonをはじめよう」は初版から存在する…

『Pythonデータサイエンスハンドブック 第2版』の査読を担当しました

第2版でもそばに置いておきたい便利な本 2024年2月17日にオライリージャパンから『Python Data Science Handbook, 2nd Edition』の邦訳である『Pythonデータサイエンスハンドブック 第2版』が発売される。 www.oreilly.co.jp この度、邦訳の査読者として参加…