何かを書き留める何か

数学や読んだ本について書く何かです。最近は社会人として生き残りの術を学ぶ日々です。

2024-01-01から1年間の記事一覧

2024年に読んだ本

雑な読書記録 買っても読まず、読んでも特に記録を残さずに思い出に残らないので、年単位で読んだ本と簡単な感想を残しておくことにしよう。 いつも、書評を書こうと思い立つもすぐに断念してしまうので「簡単な感想」にとどめてそのハードルを下げるのが目…

2024年の終わりに

今年は翻訳1冊、監修1冊、共著1冊、査読6冊を行った。 www.oreilly.co.jp www.oreilly.co.jp www.shuwasystem.co.jp www.oreilly.co.jp www.oreilly.co.jp www.oreilly.co.jp www.oreilly.co.jp www.oreilly.co.jp www.oreilly.co.jp あくまでも世に出たのが…

さよなら、左上のC

抜歯をした。 それだけなら、別にこんな記事を書く必要はない。 単に、不摂生か、加齢か、という話である。 今回、抜歯したのは左上のCと呼ばれる犬歯である。 その犬歯は永久歯ではなく、乳歯であった。 ちょうど修士から就職する間に、地元の歯科医院で虫…

『Rではじめるデータサイエンス 第2版』の査読を担当しました

Rでデータサイエンスやるならまずはこの1冊 2024年6月26日にオライリージャパンから『R for Data Science, 2nd Edition』の邦訳である『Rではじめるデータサイエンス 第2版』が発売される。 www.oreilly.co.jp 今回、主に日本語回りのお手伝いをした。 初版…

『Pythonクイックリファレンス 第4版』を監修した

『Python in a Nutshell, 4th Edition』の邦訳である『Pythonクイックリファレンス 第4版』の監修をした。 www.oreilly.co.jp それなりに分厚いので通読するのは骨が折れると思われるが、本書はリファレンスであり、必要な個所を拾い読みするだけでも十分価…

『プログラミング言語AWK 第2版』の査読を担当しました

原書初版は1988年 2024年5月16日にオライリージャパンから『The AWK Programming Language, 2nd edition』の邦訳である『プログラミング言語AWK 第2版』が発売される。 www.oreilly.co.jp 今回、主に日本語回りの校正、Python周りのチェックをお手伝いした。…

Pythonの io.BytesIO と zipfile.ZipFile の組み合わせ:コーナーケース、またはZIPファイルを書き込む場合

with文は1行で書ける。しかし…。 以前のエントリで、Pythonの io.BytesIO と zipfile.ZipFile の組み合わせについて扱った。 xaro.hatenablog.jp その際の結論として、io.BytesIO を明示的に閉じるように勧めた。 with io.BytesIO(content) as bs: with zipf…

Hypothesisとpytestを使ってDjangoのユニットテストを書く

Hypothesisとは何か、プロパティベーステストとは何か Hypothesisは、Python向けのプロパティベーステストのライブラリである。 プロパティベーステストは、生成された多数の入力データに対してプロパティ(性質)が満たされるかどうかをテストする手法である…

DjangoのModelとChoices

まとめ Choices クラスの登場により、ModelのFieldにある choices を指定しやすくなった。 しかし、Choices クラスを使っても、ModelのFieldにある choices では、データベースに入る値を制限できない。 CHECK制約を使えばデータベースに入る値を制限できる…

黒か、青か

先日、blueなるコードフォーマッタの存在を知った。 github.com blueはLinkedinの従業員がBlackに影響されて作ったフォーマッタのようである。 README.mdに興味深い記述がある。 blue defaults to single-quoted strings. This is probably the most painful…

Pythonの列挙型と型チェッカについて

言いたいこと Pythonの列挙型を定義する方法としてクラスと関数呼び出しの2種類存在する。 関数呼び出しで列挙型を定義するべき状況とは、列挙型を動的に制御したい状況である。 しかし、関数呼び出しで列挙型を定義すると、mypyを通して型チェックをする際…

『データエンジニアリングの基礎』の査読を担当しました

データエンジニアリングとはこれ 2024年3月27日にオライリージャパンから『Fundamentals of Data Engineering』の邦訳である『データエンジニアリングの基礎』が発売される。 www.oreilly.co.jp 本書は「データエンジニアリングライフサイクル」という概念を…

Pythonの io.BytesIO と zipfile.ZipFile の組み合わせ

with文がやってくれるのはどこまでなのか インターネット経由で取得したZIPファイルを手元で加工する、という状況を考える。 たとえば、次のようなコードを書いたとする。 URL は ZIPファイルを取得できるものならば何でもよいが、今回は環境に配慮してロー…

『PHPクックブック』の査読を担当しました

PHPを使いこなすために 2024年3月12日にオライリージャパンから『PHP Cookbook』の邦訳である『PHPクックブック』が発売された。 www.oreilly.co.jp この度、邦訳の査読者として参加させていただいた。 PHP本は『初めてのPHP』以来である。 PHPでWeb開発を行…

ループや再帰なしで100万回Hello, World!するには?Python篇

ループとイテレートの違いとは ループや再帰なしで100万回Hello, World!するには? #ゆっくり解説 ショート始めました。https://t.co/2tUpBoErLh pic.twitter.com/UFXdu7QyME— えびま (@evima0) 2024年2月22日 Twitterで「ループや再帰なしで100万回Hello, W…

『Pythonデータサイエンスハンドブック 第2版』の査読を担当しました

第2版でもそばに置いておきたい便利な本 2024年2月17日にオライリージャパンから『Python Data Science Handbook, 2nd Edition』の邦訳である『Pythonデータサイエンスハンドブック 第2版』が発売される。 www.oreilly.co.jp この度、邦訳の査読者として参加…