何かを書き留める何か

数学や読んだ本について書く何かです。最近は社会人として生き残りの術を学ぶ日々です。

『データエンジニアリングの基礎』の査読を担当しました

データエンジニアリングとはこれ

2024年3月27日にオライリージャパンから『Fundamentals of Data Engineering』の邦訳である『データエンジニアリングの基礎』が発売される。

www.oreilly.co.jp

本書は「データエンジニアリングライフサイクル」という概念を軸にデータシステムの要件を整理、システムの構築、データエンジニアの立ち位置などを詳細に論じたものである。 データサイエンティストではなくデータ分析の基盤を作るデータエンジニアの本ではあるものの、普段はWebシステムを作っているのでそこまでデータサイエンス関係ないんだよな、という人でも面白く読めるはずである。 特定のツールに依存しない説明であり、結果的にRDSしか使わないという選択をしたとしても本来はここまで考えないといけないのか、という記述の連続である。

データエンジニアに限らず、何らかのソフトウェアシステムに携わる人ならば是非とも読んでみてほしい。