何かを書き留める何か

数学や読んだ本について書く何かです。最近は社会人として生き残りの術を学ぶ日々です。

『Pythonからはじめるアルゴリズムトレード』の査読を担当しました

目指せ億万長者

2022年4月8日にオライリージャパンから『Python for Algorithmic Trading』の邦訳である 『Pythonからはじめるアルゴリズムトレード』が発売される。

www.oreilly.co.jp

この度、邦訳の査読者として少しお手伝いさせていただいた。 無論、僕は金融に関しては素人であり、本文中に登場するPythonコードを中心に読んだ。 また、金融に詳しい方が複数名査読者として参加している。

以前、『Pythonによるファイナンス 第2版』が発売されたが、同じ筆者による続編ともいえる書籍である。 タイトルの通り、Pythonで金融の自動取引を行うための本である。

それでは実際に読めば誰でも億万長者を目指せるのか、という問題がある。 アルゴリズムや実装の優劣はともかくとして、日本人が気軽に扱え、かつAPIが使える取引所が多分存在しないので本に書いてあることだけでなく、 自分で日本市場向けにローカライズして読む必要がある。 とはいえ、この本を本気で読む人はその辺りの取り組みは恐らく大丈夫であろう。

また、Python機械学習エコシステムをどのように実世界に適用するか、という本でもある。 そういう観点で読み進めるのも面白いと思う。 興味がある方はぜひ読んでいただきたい。