何かを書き留める何か

数学や読んだ本について書く何かです。最近は社会人として生き残りの術を学ぶ日々です。

2013-01-01から1年間の記事一覧

テンパズルに決着を

テンパズルは、4桁の数字を一桁の数字4つとみなし、これに四則演算を用いて10を作る遊びである。これをPythonで解いてみた。ZeroDivisionErrorが出ても例外処理で難なく処理できるので楽である。 import itertools def is_make10(target): nums = [x for x i…

電通大が読んでいる数学書ってどんな本

これを書いたのと、「数学者が読んでいる本ってどんな本」を紀伊國屋書店で見かけたので今までの軌跡を振り返るのもよいと思って書いてみることにする。なお電通大生は数学というより工学系の専門書か技術書を好む傾向があると推測している。よってこれは電…

紀伊國屋書店で購入した書物リスト2013年版

紀伊國屋書店の会員メニューに「自分の本棚」という機能があり、それを元に今購入した本のリストをどうでもよいコメントと共に掲載してみる。私の考えが晒されることになるのでちょっと恥ずかしいが気にしないことにする。なお本当に2013年に買ったのか怪し…

Pythonで遺伝的アルゴリズム

今年は自分の研究と関係のないプログラムを組むことにはならない、はずだ!— Xaro Spam Cydeykn (@CardinalXaro) 2013, 12月 3 意味深な自分のツイートを引用したことにあまり意味は無い。Pythonで遺伝的アルゴリズムを行うにはPyevolve、Pygene、DEAPという…

手軽にインタラクティブ(?)なシステムを

TeX & LaTeX Advent Calendar 2013のために書かれた記事ではありません。 私が大学院に進学し、ショックを受けたのは見知らぬ横文字が飛び交う講義が多かったことである。電気通信大学の学部時代に学科改組が行われた故の悲劇である。その横文字の1つが「イ…

「秘密の質問」に答えます

「秘密」は全角でと言われて困っている。全角乱数生成ツールを作ろうかな pic.twitter.com/CHcOJLCGMS— Haruhiko Okumura (@h_okumura) 2013, 12月 21(全角乱数発生ツール,速攻で作った)— Haruhiko Okumura (@h_okumura) 2013, 12月 21「秘密の質問」とは…

NetworkXと学ぶグラフ理論 その2

前回、グラフの定義を行いその同型も定義した。今回は部分グラフについて書きたい。 部分グラフ あるグラフが別のグラフに含まれるとか含むという概念をまず定義する。 $G,G'$をそれぞれグラフとする。$V(G') \subset V(G)$ かつ $E(G') \subset E(G)$ であ…

NetworkXと学ぶグラフ理論 その1

概ね次のものを参考にしている離散数学への招待・上作者: J.マトウシェク,J.ネシェトリル出版社/メーカー: 丸善出版発売日: 2012/06/05メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る グラフの定義 数学に限らず、ある概念を説明するためには…

NetworkXと学ぶグラフ理論 その0

はじめに 「NetworkXでグラフ理論」という書籍なりテキストは得てしてツールであるNetworkXの使い方に終始して肝心のグラフ理論は単なる道具として扱われる傾向がある(と私は思っている)。なるべくNetworkXは添え物にしてグラフ理論の話題を中心に書いてい…

自分のためのnetworkXメモ

「ランダムグラフを生成し保存する、そしてある操作をして得られたグラフをまた保存をする」というのはグラフ理論をやる人ならばよくある光景ではないだろうか。そこで私は以下の様なPythonコードを書いた。 import networkx as nx import matplotlib.pyplot…

Pythonっぽいとは

この記事で考えたことがある。 いずれも「カウントディレクトリにtestdirなるディレクトリを作成する」というPythonコードである。 import os try: os.mkdir("./testdir") except FileExistsError: pass import os if not os.path.exists("./testdir"): os.m…

像と核とは何者なのか -UEC Advent Calendar 2013-

UEC Advent Calendar 2013のために書かれた記事です。 staybuzz||12月7日:yadex205>

CTeX(もどき) -TeX & LaTeX Advent Calendar 2013-

TeX & LaTeX Advent Calendar 2013のために書かれた記事です。 Xaro Cydeykn||12月7日:hak7a3> TeX & LaTeX Advent Calendar 2013のネタが2つ完成した…つもり #texadvent2013— Xaro Spam Cydeykn (@CardinalXaro) 2013, 11月 30 家にあるアドベントカレンダ…

パス付Zipファイルをこじ開ける

作ってみたかったので作ってみた。 """ openzip2: パスワード付zipファイルを総当りでこじ開けるスクリプト 使い方:python openzip.py zipfile.zip strset passlength zipfile.zip : こじ開けたいzipファイル strset : 対象文字列 小文字・大文字・数字・記…

1つのTeXファイルから2つのPDFファイルを作る -TeX & LaTeX Advent Calendar 2013-

TeX & LaTeX Advent Calendar 2013のために書かれた記事です。 senopen||12月6日:Xaro Cydeykn>

電通大生のためのLuaLaTeX -UEC Advent Calendar 2013-

UEC Advent Calendar 2013のために書かれた記事です。 Masayoshi Wada||12月3日:Masayoshi Wada>

『モンティ・パイソン ある嘘つきの物語 〜グレアム・チャップマン自伝〜』を見て

先日2013年11月28日に新宿ピカデリーにて映画『モンティ・パイソン ある嘘つきの物語 〜グレアム・チャップマン自伝〜』を見に行った。

就職活動における思い出話

某所に提出した就職活動体験談の一部を加筆してみる。反面教師として接してもらえれば幸いである。なお企業名など一部書き換えてある。 なお、2013年に書かれたものである。

役に立つとは何か

就職活動に限らず大学で学んだことを誰かに話すと「それは何かに役に立つのですか」という反応が返ってくる。所謂工学系に属する人達はそれなりに自信を持って如何に自分の研究が世の中に役立っているかを示すことができるであろう。一方、理学系や人文科学…

数学言葉遊び

数学で用いられる言葉の中には日常で用いる言葉を借りているものがある。

体験談を元に体験談の無意味さを語る

去る2013年10月20日に基本情報技術者試験を受験し、11月18日に合格発表があった。結果は合格だった。合格率は22.1%である。想像以上に合格率が低いので、ここで僕が基本情報技術者試験に向けてやったことを書けばもしかしたら誰かの役に立つかもしれない…と…

そして青年はTeXを知った

私の先輩がくれた初めてのTeXそれは第四版美文章の付録CDで私は十八歳でした。その見栄えは美しくこんな素晴らしいTeXをもらえる私はきっと特別な存在なのだと感じました。今では私が先輩、後輩にあげるのはもちろん第六版美文章。なぜなら彼もまた特別な存…

Dentoo.LT #5 反省会

本日2013年11月10に電気通信大学の公認サークルMMAHome - 電気通信大学MMA主催のDentoo.LT #5に参加してきた。詳細はDentoo.LT #5 : ATNDにある。初めてライトニングトークをやるのに一番手だったり、人前で喋ると何を言っているのかわからなくなる性質であ…

円周率表を求めて

人は時として円周率を計算したくなる…

PythonTeX 依存からの脱却

PythonTeXを用いてTeXマクロみたいなものを作る話は2回した。 PythonTeX でTeX マクロもどきを作る - 何かを書き留める何か PythonTeX で \now のようなものを作る - 何かを書き留める何か PythonTeXは便利だが、PythonTeXを用いたLaTeXファイルを誰かに渡し…

就職活動における考え事

某所に提出した就職活動体験談から就職活動に対する個人的な考えを述べる。当然人によって考え方は異なるので参考または反面教師として接してくだされば幸いである。どちらかというと、こういう考えだから長引いた、と思って接してもらうとよい。 また、これ…

PythonTeX で \now のようなものを作る

time.styとは\nowコマンドを提供するスタイルファイルである。\nowコマンドは時刻を出力するもので12:34amのような出力を得る。簡易なバージョン管理用にとても便利である。僕としては12:34amという出力よりも24時間表記のほうが好みであるのだが、改造する…

PythonTeX でTeX マクロもどきを作る

PythonTeXを用いて TeXマクロみたいなものを作ってみる。 なお筆者はTeXマクロの知識は微小量しかないのでご容赦願いたい。題材としては、奥村先生が作られたokumacroパッケージにある \挨拶 と \曜 を採用した。 理由は簡単そうだったからである。

PythonTeX で王様の夢を紡ぐ

昔者荘周夢に胡蝶と為る。栩栩然として胡蝶なり。 自ら喩しみて志に適えるかな。周たるを知らざるなり。 俄然として覚むれば、則ちまぎれもなく周なり。 知らず、周の夢に胡蝶と為れるか、胡蝶の夢に周と為れるかを。 周と胡蝶とは、則ち必ず分有らん。此を…

LaTeX + jsarticle + slide でスライドを作る

LaTeX + Beamer でスライドを作る - 何かを書き留める何かの姉妹編、なのだろうか。