何かを書き留める何か

数学や読んだ本について書く何かです。最近は社会人として生き残りの術を学ぶ日々です。

Python

Pycon JP 2016 1日目に参加しました。

去る2016年9月21日に早大理工にてPyCon JP 2016の1日目が行われた。 2014, 2015に続いて3回連続3回目の参加である。 記憶が新鮮なうちに参加した講演の感想をまとめておきたい。 Keynote Jessica McKellar 会場入りするタイミングが悪く既に同時通訳がある席…

Pythonで巡る線型代数:ベクトルと行列篇

「はじめに」の前に これは以下のプロポーサルに沿ったエントリ(の予定です) pycon.jp ただ、あまり需要がなさそうなので取り下げる可能性が高いです。 ベクトル 定義 のように3個の数を一列に並べたものを3次元数ベクトルという。 一般に、のように個の数…

Pythonで巡る線型代数:準備篇

「はじめに」の前に これは以下のプロポーサルに沿ったエントリ(の予定です) pycon.jp はじめに 線型代数学は、数学のもっとも古い分野の一つでありながら、またもっとも新しいものの一つに数えられる。 Bourbaki『数学史』 線型代数は現代数学の基礎をな…

『Effective Python 読書会 #3』を開催しました

単調減少の恐怖 去る2016年5月28日に品川区立五反田文化センターにて『Effective Python 読書会 #3』を開催しました。 前回同様(会議室のキャパシティである)18人規模で開催し、10名の参加者でした。 発表者枠の無断キャンセルはさすがにつらい…。 項目25…

Slackに電卓を入れたい

をとこもすなるSlackといふものを をむなもしてみんとてするなり 世間ではSlackを活用したChatOpsという流れもあるなかで、Skypeすら全面的に禁止されている環境ではSlackなど望むことすらできなかった。 とはいえ、Slackは個人でも使えるので自分でやってみ…

『Effective Python 読書会 #2』を開催しました

2回目でした。 去る2016年4月23日に五反田にて『Effective Python 読書会 #2』を開催しました。 前回は一応30人規模でしたが、今回は18人規模で開催し、12名の参加者でした。 読書会ならばこの程度の規模がよさそうです。 よかったこと 無事開催できた 今回…

『Effective Python 読書会 #1』を開催しました

1週間以上前の出来事ですが… 去る2016年3月19日に代々木にて『Effective Python 読書会 #1』を開催しました。 きっかけは『Effective Python』邦訳版の「訳者あとがき」です。 この本の読み方としては読書会などもいいのではないかと感じました。 お互いに新…

Python Puzzler 「Puzzle 2: __iter__ VS. __getitem__」

Puzzle 2: __iter__ VS. __getitem__ イテラブルオブジェクトとは__iter__()または__getitem__()が定義されたクラスのことである。 次のプログラムでは半角英大文字をたどるイテレータを提供するイテラブルオブジェクトのクラスが定義されている。 以下を実…

Python Puzzler 「Puzzle 1: Once Read」

きっかけは紀伊國屋書店 紀伊國屋新宿で、『Scalaパズル』を見つけた。 Scalaパズル 36の罠から学ぶベストプラクティス作者: アンドリュー・フィリップス,ネルミン・セリフォヴィック,竹添直樹,島本多可子出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2016/02/05メディア…

亡きメーリングリストのための一節

404 Not Foundなんかじゃない。お亡くなりになったんだ。このメーリングリストは、この世を去ったの。停止したの。無意味なビット列になって、電子の海へ去っていった。これは「故メーリングリスト」。リンク切れ。サービスが止まって、永遠の眠りについてい…

『Effective Python』Item 36 訳注の補遺(のつもり)

過去にこのようなエントリを書いた。 掲載されている下記のコードがWindowsでは動かない、という内容であった。 def run_openssl(data): env = os.environ.copy() env['password'] = b'\xe24U\n\xd0Ql3S\x11' proc = subprocess.Popen( ['openssl', 'enc', '…

『Effective Python』の査読を担当しました

2016年1月23日にオライリージャパンから『Effective Python』の邦訳版が発売された。 この度、邦訳の査読者として参加させていただいた。 驚くべきことに査読者紹介として略歴まで掲載されている。 『Effective Python』の邦訳を世に出すべきだと思い淡々と…

第58回Python Mini Hack-a-thonに参加しました。

宿題その2に全く手をつけていない。pyhackでやろうかなとか目論んでいるけどまだ床枠なんだよねえ— XaroCydeykn (@CardinalXaro) 2015, 11月 3 ここで、宿題とは単なる隠語。現在、普段の仕事とは関係のない何かを2つ抱えている。 明日の #pyhack 、とうとう…

Pycon JP 2015 1日目に参加しました。

PyCon JP 2015が行われたのはもう先週のことである。今更感想など書いても需要がないかもしれないが思い出代わりに書いておく。 残念ながら、2日目は体調を崩してスプリント含め2日間寝込んでいた。現在は何とか復活したがカンファレンス2日目に参加できなか…

『Effective Python』Item 37: スレッドはブロッキングI/Oに使い、並列処理は避けよう

『Effective Python』の続き。不遇のWindows。 Effective Python › The Bookwww.effectivepython.com 人によってはGlobal Interpreter Lock(GIL) と聞くと嫌な思い出が蘇ることがあるのだろうか。 私は恥ずかしながら並列・並行プログラミング未経験というア…

『Effective Python』Item 36: 子プロセスを制御するためにsubprocessを使おう

『Effective Python』の続き。想像以上につらい。 Effective Python › The Bookwww.effectivepython.com Item 36から「Concurrency and Parallelism(並行と並列)」と題してPythonによる並行・並列プログラミングのコツを解説…となるのはよいが2つ問題があ…

『Effective Python』Item 35: メタクラスを使ってクラス属性に注釈をつけよう

『Effective Python』の続き。メタクラスとディスクリプタの華麗なる関係。 Effective Python › The Bookwww.effectivepython.com メタクラスの応用例、そしてChapter 4の最後を飾るのはクラス属性の注釈、またはメタクラスとディスクリプタの合わせ技の話で…

『Effective Python』Item 34: メタクラスを使ってクラスの存在を登録をしよう

『Effective Python』の続き。末端の人間頑張れメソッドダメ、ゼッタイ。 Effective Python › The Bookwww.effectivepython.com メタクラスの活用第二弾として、クラスの登録を挙げている。 PythonのオブジェクトをJSON文字列へシリアライズ、JSON文字列から…

『Effective Python』Item 33: メタクラスを使ってサブクラスの検証をしよう

『Effective Python』の続き。水際で防げ。 Effective Python › The Bookwww.effectivepython.com 『Effective Python』のChapter 4冒頭に筆者は次のように述べている。 Metaclass are often mentioned in lists of Python's features, but few understand w…

『Effective Python』Item 32: 属性の遅延評価には__getattr__, __getattribute__,__setattr__を使おう

『Effective Python』の続き。ナマケモノでいこう。 Effective Python › The Bookwww.effectivepython.com 遅延評価を__getattr__やgetattribute__、__setattr__で実現できますよ、という話。 __getattr__らは一般に、クラスの属性アクセスを制御するための…

『Effective Python』Item 31: 再利用可能な@propertyメソッドにはディスクリプタを使おう

『Effective Python』の続き。@propertyの限界を超えろ。 Effective Python › The Bookwww.effectivepython.com @propertyデコレータの欠点として再利用ができないというのがある。 テストの成績を管理するクラスを例に説明している。 class Exam(object): d…

『Effective Python』Item 30: 属性をリファクタリングする代わりに@propertyを検討しよう

『Effective Python』の続き。@property大好き一番好きなデコレータです! Effective Python › The Bookwww.effectivepython.com @propertyを使えばクラス全体をリファクタリングすることなく属性のリファクタリングができますよ、という話。 リーキーバケッ…

『Effective Python』Item 29: ゲッターやセッターの代わりに通常の属性を使おう

『Effective Python』の続き。ゲッターやセッターをPythonで実装しちゃうのは素人。 Effective Python › The Bookwww.effectivepython.com 今回からChapter 4「メタクラスと属性」に突入。 タイトルの順序はメタクラスが先であるが、しばらくは属性の話が続…

『Effective Python』Item 28: カスタムコンテナ型はcollections.abcから継承しよう

『Effective Python』の続き。足りないものを補うために。 Effective Python › The Bookwww.effectivepython.com 自作のコンテナを作る際にはlistとかから直接継承するのではなく、collections.abcから継承して作りましょうという話である。 次の二分木にリ…

『Effective Python』Item 27: プライベート属性よりもパブリック属性を使おう

『Effective Python』の続き。Pythonにプライベートなどない。 Effective Python › The Bookwww.effectivepython.com 「Pythonには、パブリックとプライベートという2つのクラス属性があります。(超訳)」からこのItemは始まるが、基本的にはパブリックを使い…

『Effective Python』Item 26: 多重継承はMix-inユーティリティクラスでのみ使おう

『Effective Python』の続き。多重継承は日の目を見るか。 Effective Python › The Bookwww.effectivepython.com 多重継承は一般的に避けましょうとしつつ、どうしても使いたい場合はMix-inを検討しましょうという話である。 Mix-inというとRubyが思い浮かぶ…

『Effective Python』Item 25: 親クラスの初期化にはsuperを使おう

『Effective Python』の続き。親の顔を見てみたい。 Effective Python › The Bookwww.effectivepython.com 子クラスのインスタンスから親クラスの初期化をしたい場合はsuper使え、というタイトルオンリーな話。 クラス階層のメソッドの検索順序はMethod Reso…

『Effective Python』Item 24: ジェネリックなオブジェクト構築には@classmethodポリモーフィズムを使おう

『Effective Python』の続き。__init__のポリモーフィズム? Effective Python › The Bookwww.effectivepython.com Googleに勤務する筆者らしく、MapReduceの構築を例にジェネリックなオブジェクト構築を説明している。 ハードディスク上の巨大なファイルの…

『Effective Python』Item 23: 単純なインタフェースではクラスの代わりに関数を受けよう

『Effective Python』の続き。Callableなクラスも。 Effective Python › The Bookwww.effectivepython.com listのsortメソッドやcollections.defaultdictのdefault_factoryに渡すような函数についての話。 他の言語だとフックを実現するには抽象クラスを定義…

『Effective Python』Item 22: 辞書やタプルで保持するよりもヘルパークラスを使おう

『Effective Python』の続き。リファクタリング! Effective Python › The Bookwww.effectivepython.com Pythonの辞書は便利だなあと思いつつ、次から次へと湧いてくる仕様変更・追加機能に対応していくと酷い目に合う。 生徒の成績を管理するコンテナを作る…