何かを書き留める何か

数学や読んだ本について書く何かです。最近は社会人として生き残りの術を学ぶ日々です。

『マイクロサービスアーキテクチャ 第2版』の査読を担当しました

中立的な立場から書かれたマイクロサービスの原典の2版が登場

2022年12月2日にオライリージャパンから『Building Microservices, 2nd Edition』の邦訳である 『マイクロサービスアーキテクチャ 第2版』が発売される。

www.oreilly.co.jp

この度、邦訳の査読者として少しお手伝いさせていただいた。 主に日本語回りのお手伝いである。

初版と比べて大体ページがほぼ倍増とボリュームが増している。 『マイクロフロントエンド』と作業の時期が重なっていて、中々読み進めるのが大変であった。 初版からの変更点は、原著者が初版執筆時以降に経験したプロジェクトから得た洞察を中心に情報隠蔽などの基礎概念を明らかにしたり、具体例を増やすなどの工夫である。 具体的なコード例で読み進める、というよりは文章で理解する能力を求められる難しめの本であるが、アーキテクチャとしてマイクロサービスを採用しない場合でもその考察の妙を知るために読むのもよいと思う。

原著、邦訳ともにオライリーなので恐らくオライリーラーニングプラットフォームでもその内読めるようになるので、600ページもある本を持ち歩きたくない...という方は 電子版やオライリーラーニングプラットフォームを検討してみてほしい。