何かを書き留める何か

数学や読んだ本について書く何かです。最近は社会人として生き残りの術を学ぶ日々です。

『C++ソフトウェア設計』の査読を担当しました

古くて新しいデザインパターン

2023年10月14日にオライリージャパンから『C++ Software Design』の邦訳である 『C++ソフトウェア設計』が発売される。

www.oreilly.co.jp

この度、邦訳の査読者として、主に日本語面で少しお手伝いさせていただいた。

C++をベースにソフトウェア設計のポイントを語る本である。 主に依存関係をどうするか、という話が主題であり、必ずしもC++でコードを書いていなくても役に立つと思う。

目次や概要文を読むと、デザインパターンという文字が目に付くと思う。 デザインパターンと聞くと、もちろん知ってるよ、GoFでしょ、でも令和の時代になって、と思う人、つまりオールドスクールな印象を受ける人がいるかもしれない。 しかし、この本におけるデザインパターンは昔の思い出ではなく、主役である。 温故知新という言葉が似あう本である。 GoF以外のデザインパターンも取り上げて、設計に落とし込んでいる。

C++はやっていないよ、今時デザインパターンは古いよね、という人はぜひ手に取って読んで欲しい。 必ずや驚きがあるはずだ。