ブギ連だ!みんなに自慢しよう!
去る2020年8月28日と29日にPyCon JP 2020のカンファレンスが行われた。 2014, 2015, 2016, 2017, 2018, 2019に続いて7回連続7回目の参加である。 今回は15分トークの登壇と各社のスポンサーブースを巡る人という立場でのPyCon JPであった。
15分トーク「インメモリーストリーム活用術」
業務で遭遇した経験から機密情報などを取り除いて抽出した内容を発表した。
スライドは紙面の都合上、関数の引数を省略したり変数名を短くするなどスライド通りに実装しても動作しない。
GitHubレポジトリに大体動作する例が存在するので確認してほしい。
発表で説明しなかった注意点として、インメモリーストリームは閉じてしまう(close
メソッドを呼ぶ)と中身が消えてしまう点がある。
GitHubの例ではwith
文がネストしているが、with
文が終わるとストリームが閉じてしまうからである。
業務では、上記の例よりも複雑で、複数のCSVファイルを生成している。 CSVファイルの書き込みを並列にできないかと、並列処理や並行処理を試してみたが、CSVファイルの書き込みが競合してファイルが消えるという悲劇が起きた。 バイトストリームのファイルシークはずっと原因がわからず困っていたが、Linuxプログラミングインタフェースをちょっと読んで原因に気付いた。 システムコールに触れているのはLinuxプログラミングインタフェースの影響もある。
地味な工夫として、スライドのサイズを4:3だったのを16:9に変更した点がある。 ずっと、プロジェクターに写すと「両端が見切れるな...」と思っていたが、Beamerの設定で簡単に変更できることがわかり、とてもよかった。
発表に際して、ブギ連のTシャツを着て参加したが、特に反応がなかった。 クロマニヨンズのライブTシャツにするべきだったという意見が某所から寄せられた。 トラブル対策で用意していたバックアップ動画はレインボーサンダーのライブTシャツを着ていたが。
オンラインブースを巡る冒険
オンラインブースのノウハウが知りたくて複数のスポンサーブースを巡った。 ポスターセッションのノウハウを転用したもの、司会進行の腕を問われる座談会形式、スケジュールを立てて話す、など各社工夫があった。 弊社の工夫は恐らく別の媒体で説明がされると思われるのでここでは書かないが、結果として各社のよいなと思った要素を取り込めているものであったと思う。
広島における地域 Python コミュニティの立ち上げ方と続け方
聴講した講演。コミュニティ形成のための地道の努力を知ることができる素晴らしい発表。 2020年10月にPyCon mini Hiroshima 2020が行われるのでぜひ参加してほしい。