『荘子 外篇』に続いて『雑篇』も読んだ。
外篇と比べて益々内篇と離れていくので一抹の寂しさを感じた。 また、訳者である興膳氏の専門の影響か職人とか盗賊のセリフがべらんめい調に訳されていて読みずらい(これは内篇でも見られるが)。 とはいえ、思想書として読みずらいのであり、文学、物語として読めばむしろ盗賊がきれいな口調で話さないのでむしろ臨場感が出る。 興膳氏の主張通り、雑篇は文学作品として読むのが楽であろう。
積読3年の末、荘子を読み終えた。 次は『老子』を読もうか、と考えている。 『淮南子』は手ごろな完訳が無いので手が出しずらい。