何かを書き留める何か

数学や読んだ本について書く何かです。最近は社会人として生き残りの術を学ぶ日々です。

『RustとWebAssemblyによるゲーム開発』の査読を少しだけお手伝いしました

だってRustが好きだから

2023年7月19日にオライリージャパンから『Game Development with Rust and WebAssembly』の邦訳である『RustとWebAssemblyによるゲーム開発』が発売される。

www.oreilly.co.jp

この度、邦訳の査読者として少しお手伝いさせていただいた。 主に日本語の言い回しなどについてである。

タイトルの通り、RustでWebAssembly経由でゲームを作ることを通してRustでどうやってWebAssemblyを作るか、という本である。 RustとWebAssembly、というタイトルであるが、コードの大半はRustであり、WebAssemblyはメインではない。 よって、WebAssemblyそのものについては他の本で補う必要があり、実際、冒頭で訳者からRustが主体の本である旨のコメントがある。

Rustの本であり、読んでいて難しい本だなあ、と思いつつも、筆者の(そして翻訳者の)情熱的な文体は読んでいて面白かった。 筆者はRustが好きであり、やはり好きなことを好きなように書いてある本なので、そこまでRustに詳しくなくても楽しく読めるかもしれない。 また、筆者のライブコーディングの動画が存在することもこの本の特徴である。 さすがに、動画は翻訳されてなく、英語しかないが、併せて視聴するとよりこの本の魅力を感じることができるであろう。