「はじめに」の前に
これは以下のプロポーサルに沿ったエントリ(の予定です)
ただ、あまり需要がなさそうなので取り下げる可能性が高いです。
ベクトル
定義 のように3個の数を一列に並べたものを3次元数ベクトルという。 一般に、のように個の数を一列に並べたのものを次元数ベクトルという。 また、 を第 成分という。
Sympyでは次のようにベクトルを扱うことができる。
import sympy x = sympy.Matrix(3,1,[2,0,-1]) y = sympy.Matrix(3,1,[sympy.Rational(2,3), sympy.sqrt(2), sympy.sqrt(2)])
同じ次元のベクトルに対して加法とスカラー乗法が定義される。
- を任意の数とするとき、
加法、スカラー乗法は成分ごとの演算をならべたものに過ぎないので、数に関する演算法則がそのまま成立する。
Sympyでも通常の加法のように+
演算子が使える。
import sympy x = sympy.Matrix(3,1,[2,0,-1]) y = sympy.Matrix(3,1,[sympy.Rational(2,3), sympy.sqrt(2), sympy.sqrt(2)]) print(x+y) # Matrix([ # [ 8/3], # [ sqrt(2)], # [-1 + sqrt(2)]]) print(3 * x) # Matrix([[6], [0], [-3]])
続く…