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何かを書き留める何か

数学や読んだ本について書く何かです。最近は社会人として生き残りの術を学ぶ日々です。

『Effective Python』Item 35: メタクラスを使ってクラス属性に注釈をつけよう

『Effective Python』の続き。メタクラスディスクリプタの華麗なる関係。 www.effectivepython.com

メタクラスの応用例、そしてChapter 4の最後を飾るのはクラス属性の注釈、またはメタクラスディスクリプタの合わせ技の話である。

データベースのレコードをPythonのクラスで表したいという状況を考える。 レコードの要素をFieldディスクリプタで、レコードをCustomerという具合である。

class Field(object):
    def __init__(self, name):
        self.name = name
        self.internal_name = '_' + self.name

    def __get__(self, instance, instance_type):
        if instance is None: return self
        return getattr(instance, self.internal_name, '')

    def __set__(self, instance, value):
        setattr(instance, self.internal_name, value)

class Customer(object):
    # Class attributes
    first_name = Field('first_name')
    last_name = Field('last_name')
    prefix = Field('prefix')
    suffix = Field('suffix')

これでも上手く動作するが、Customer.first_nameField('first_name')を渡していてfirst_nameを二重に登録するはめになる。 コレは面倒だ、ということでメタクラスの出番である。

class Meta(type):
    def __new__(meta, name, bases, class_dict):
        for key, value in class_dict.items():
            if isinstance(value, Field):
                value.name = key
                value.internal_name = '_' + key
        cls = type.__new__(meta, name, bases, class_dict)
        return cls

class DatabaseRow(object, metaclass=Meta):
    pass

これを使えば、Fieldに引数first_nameを渡すことなくやりたいことを実現できる。

これでChapter 4が終わった。Chapter 3が1ヶ月掛かったが、これは10日で終わった。 夏季休暇で十分な時間が取れたからであろうか。 学部生か院生の頃か忘れてしまったが、恩師は僕に対して「本をゆっくり読めるのは学生時代だけである」とおっしゃった。 今、その意味をかみ締めながら日々を過ごしている。