何かを書き留める何か

数学や読んだ本について書く何かです。最近は社会人として生き残りの術を学ぶ日々です。

『PythonによるWebスクレイピング 第2版』の査読を担当しました

Python 3対応&日本語版向けアップデート

2019年3月26日にオライリージャパンから『Web Scraping with Python, 2nd Edition』の邦訳『PythonによるWebスクレイピング 第2版』が発売される。 この度、邦訳の査読者として参加させていただいた。 オライリーの方から話があったのは2019年1月中旬であった。

www.oreilly.co.jp

これは2016年3月に発売された『PythonによるWebスクレイピング』の改訂版である。 第2版からはPython 3のみ対応となり、初版時には過渡期だったScrapyに関して1章を割り当てるなど技術の進歩に応じてアップデートされている。 また、原著でPhantomJSが使われている箇所があったが、技術監修者、翻訳者、原著者の調整の元、Chromeのヘッドレスモードを使う様に書き換えられるなど原著を読んでしまった人でも楽しめる(原著にも反映される予定)。 一方、初版にあったPython入門やWeb入門といった内容は削除されてしまったので、全くの初心者の場合は別の本を援用する必要がある。

2010年代前半に出ていたPython本が改訂される時期がやってきた。 Pythonで目立つのはPython 3対応、3専用であるが、それ以外にも細かなアップデートが存在するので日々怠らずに自分の知識もアップデートして行きたいと思う次第である。