何かを書き留める何か

数学や読んだ本について書く何かです。最近は社会人として生き残りの術を学ぶ日々です。

『Pythonデータサイエンスハンドブック』の査読を担当しました

そばに置いておきたい便利な本

2018年5月26日にオライリージャパンから『Python Data Science Handbook』の邦訳『Pythonデータサイエンスハンドブック』が発売される。 この度、邦訳の査読者として参加させていただいた。 オライリーの方から話があったのは2018年3月下旬であった。

www.oreilly.co.jp

Pythonのデータサイエンスのエコシステムを構成するライブラリであるJupyter、NumPy、pandas、Matplotlib、scikit-learnを1冊でカバーしている。 読んで感じたことはNumPy独自のインデックスの使い方、pandasのNumPyを補完するようなインデックスの使い方を習得することがエコシステムを活用する肝となることである。 これらのインデックスの取り扱いをマスターすることがPythonでデータサイエンスを行うために必須である。

本文中に時折筆者の遊び心が入っている。 モンティパイソンのメンバーが題材として入っているのがちょっと嬉しかった。 訳注として「テリー・ギリアムのみアメリカ出身」というのを入れたが、もっと言うとそれ以外のイギリス出身のメンバーの中でもテリー・ジョーンズウェールズ出身でその他の4人はイングランド出身、というのも小ネタとして知っておいてほしい。