手頃な題材を求めて
去る2018年2月17日に第85回 Python mini Hack-a-thonに参加した。
成果物としてはPython Boot Campのドキュメントの加筆である。
Pythonの標準モジュールを説明する部分で従来は正規表現を扱っていた。
実際にPython Boot Camp in 埼玉に ぎっくり腰を抱えながら参加した際、講師の寺田さんが「正規表現は説明したら4時間かかる」という説明をした。
確かに、正規表現をまじめに取り上げるならば4時間でも足りない。
しかし、Python Boot Camp には正規表現に全力を注ぐほど時間がないのである。
どのタイミングで話したのかは覚えていないが、drillerさんと「datetime
がいいよね」という旨の話をした覚えがあった。
それをまとめたのがこのPull Requestである。
すでに構想はまとまっていたので実作業自体は30分もかからない程度であった。
どうも「身近な題材」というと、高校の情報の時間にExcelで三角函数のグラフを書いていた人ならばmath
やcmath
、
データ構造やアルゴリズムに馴染みがあるならばcollections
などが「身近」であろう。
実際にプログラミングを始めるとos
やsys
が便利であることに気づくと思う。
しかし、「今さっきプログラミングを始めた人」にとって馴染みのある標準ライブラリはどれだろうか?
そう考えると、datetime
やcalendar
、time
などの日付や時刻に関するライブラリ、csv
など「目の前にあるデータ」を取り扱うライブラリが挙げられるだろうか。
「枕の下に置きましょう」の言葉の通り、眠りながら考えることにしよう。