何かを書き留める何か

数学や読んだ本について書く何かです。最近は社会人として生き残りの術を学ぶ日々です。

『人工知能の核心』を読んだ

羽生善治NHKスペシャル取材班『人工知能の核心』を読んだ。

www.nhk-book.co.jp

前々から本屋で見かけていた。この度無職になったので読んでみようと思い手に取った。 人工知能に興味があるというより、将棋界に興味があったから買った。 渡辺明竜王のブログや『将棋の渡辺くん』で将棋界に興味を持っていた。 つまり、これはジャケ買いならぬ著者買いである。

NHKスペシャル「天使か悪魔か –羽生善治 人工知能を探る」という番組の取材を通して羽生三冠が考えたことをまとめたもの、と言える。 いくら羽生三冠が将棋の第一人者*1とはいえ、人工知能について何か語れることはあるのだろうかと正直見くびっていた。 実際に読むと、羽生三冠の将棋に限ららないその博覧強記ぶりに驚いた。

*1:世間的なイメージ。2017年7月現在は渡辺明竜王棋王佐藤天彦名人、羽生三冠という並びだと思う。