『Eric Sink on the Business of Software –革新的ソフトウェア企業の作り方』を読んだ。 きっかけはジュンク堂池袋店で行われていた「ラムダノート取扱い記念フェア「ラムダノートはじめました」」で並んでいたのが目に留まったからである。 ジャケ買いならぬPOP買いである。
読んだ、と言っても一通り目を通したに過ぎない。 そして感じたのは今の段階でこの本のすべてを飲み込むのはきついぞということである。 一回読んで満足する、役に立つ本ではなく、折を見て、見返して少しずつ咀嚼していきたい。
一見消化不良を起こしているような記述になってしまったが、その中でも心に残ったものとして、第13章「キャリア計算」がある。 その中で、開発者のキャリアにおける基本的な方程式として、以下の式を紹介している。
は実力、は素質、は時間、そしては学習である。 3つの変数の中で自分でコントロールできるのはの学習のみであり、実力に着目するのではなく、実力の時間による一次導関数に集中するべきであると説く。 つまり、学び続けることが重要である、と。
私は学び続けることができているだろうか。 最近、技術書を読む頻度が下がっていないか? そろそろPython以外の言語を学ぶべきではないか? 数学を継続して学ぶべきではないか? 流行りの服は嫌いだと機械学習から遠ざかっていないか?
また折を見て読み返したい。