何かを書き留める何か

数学や読んだ本について書く何かです。最近は社会人として生き残りの術を学ぶ日々です。

架神恭介『「バカダークファンタジー」としての聖書入門』を読んだ。

人間の物語

架神恭介『「バカダークファンタジー」としての聖書入門』を読んだ。 特定の信仰に依存せずに聖書が何故読まれてきたのかが垣間見れる本である。

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聖書との初めての出会いは中学生の時であった。 校門の前で恐らく日本国際ギデオン協会の方が聖書を配っていた。 担任の先生が「聖書は文学として読むと面白い」とおっしゃっていたのを覚えている。 結局、もらった聖書は実家のどこかに眠っている。

次の出会いは会社の先輩の結婚式に参列した際に「コリントの信徒への手紙一」の一部が説教された場面である。

時がたち、Twitterで『「バカダークファンタジー」としての聖書入門』の存在を知った。 ちょうど同著者の『仁義なきキリスト教史』は読んでいたので不安なく読めた。

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架神氏の解釈は面白く、自分も聖書を信仰を前提とせずに文字通りに読みたいと思い立った。 『「バカダークファンタジー」としての聖書入門』は岩波訳(岩波文庫ではなく聖書翻訳委員会訳)を主に参照しているが、現在、新品を手に入れるのは難しい。 近くの図書館に蔵書されていたので、それを借りることにした。架神氏は合本版を参照しているが図書館にあるのは分冊版である。 ひとまず「創世記」は読み終えた。初学者はレビ記で挫折するとのことであるが、私はどこまで読み進めることができるのだろうか。