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何かを書き留める何か

数学や読んだ本について書く何かです。最近は社会人として生き残りの術を学ぶ日々です。

『Effective Python』の査読を担当しました

Effective Python Python

2016年1月23日にオライリージャパンから『Effective Python』の邦訳版が発売された。 この度、邦訳の査読者として参加させていただいた。 驚くべきことに査読者紹介として略歴まで掲載されている。

『Effective Python』の邦訳を世に出すべきだと思い淡々と翻訳をしつつブログのエントリを重ねていたが、 技術監修の石本さん経由で翻訳者である黒川さんが私のブログを見て 一度会いたいという連絡が来た時は一体何を言っているのかよくわからなかった。 翻訳の原稿を読み始めたタイミングで『Effective Python』に関するエントリの更新を止めた。

本来は初校から、という話であったが私の記憶違いから、より早い段階で関わらせていただくことになった。 とはいえ、私が行ったのはTypoの類の指摘が中心*1であり、 『Effective Python』の邦訳版は黒川さん、石本さん、編集の赤池さんのご尽力によるものである。

従来、Pythonは「欧米では使われているが日本では」という枕詞がついて回っていた。 その原因の1つは日本語で書かれたドキュメントの乏しさにあった、と私は考えていた。 今では、オライリージャパンさんを中心に各出版社から数多くのドキュメントが出版され、定評のあるものも出てきている。 もはや「日本では」という枕詞を口にすることすら恥ずかしい状況と断言してもよいのではないだろうか。 少なくとも、「ドキュメントが少ないから採用しない」という理由はもう存在しない。

OSSへの貢献方法は色々あると思うが、今回は微力ながらドキュメントへの貢献という形で実現することができた。 この機会を与えてくれた皆様には感謝の気持ちでいっぱいである。

『Effective Python』は私のような初心者でも読みやすく、面白い本である。 ぜひ、職場、研究室、ご家庭の常備本としてご活用いただければと願っている。

*1:1箇所だけ、訳注を追加させていただいた。