何かを書き留める何か

数学や読んだ本について書く何かです。最近は社会人として生き残りの術を学ぶ日々です。

『ホワット・イフ? -野球のボールを光速で投げたらどうなるか-』を読んだ。

みんな大好き紀伊國屋書店新宿本店の4Fを徘徊していたら本が目に入ったのでとりあえず購入した。xkcdの人だとは前書きあたりを読んでやっと気づいた。

www.kinokuniya.co.jp

読者からの突拍子もない質問に対して物理や数学を駆使して真面目に答える本でとてもよかった。 昔、こんなのを読んだなと思ったら空想科学読本に近いものを感じた。 真面目に読むならば筆者が計算した結果を逐一検討してその結論が正しいのかというのを考えるのもよいが、 科学的にまじめに考えると面白い結論になるというエンターティメントの1つとして楽しむのが良いと思う。

原著のサブタイトルは「Serious Scientific Answers To Absurd Hypothetical Questions」で「不合理な仮定による質問に対する真面目で科学的な回答」と訳せるか。 原著のサブタイトルの方が好みであるがこれは出版社(早川書房)の判断であろう。

個人的には、「海から水を抜く」の章でオランダが侵略を開始するネタがおもしろかった(オランダ人への偏見を見たようで)。